juncoop5のページ

BBS(クラシック音楽専用)


バッハを中心とするクラシック音楽についてどんどん書き込んでください。
お待ちしています。

目次
過去記事 <<(全1000件)>>

From juncoop To juncoop5@goo at 2005 05/07 15:13 編集 返信

再びお休みです。

皆さん、こんにちは・・。お休みをいかがお過ごしですか?

私は今日は、家庭菜園をやってます。枝豆を100個ほど種まきしまして、ネギを植替えしました。シソも種を蒔いてみました。庭中、プランタンだらけになりましたね。しかしプランタンのいいところは、雑草も生えにくいし、日当たりのいいところを選んで移動出来ることです。ソラマメご飯食べましたがイマイチで、どうもヨメさんが、留守するために豆とご飯を一緒にタイマーで炊き込んだことと、豆の中に茶色ものも混じっていて、変な色をしていました。トホホ・・。

今日はマゼールのバッハ/管弦楽組曲第2番と第3番を聞いてます。この演奏は60年代のベルリン放送交響楽団なのですが、とてもいい演奏ですね。古今の同曲の演奏でもとても良い出来です。若きマゼールの演奏はとてもいいですね。

skunjpさんお元気そうでなによりです。カンタータ第140番を歌われたとは羨ましいですね。あの冒頭合唱の素晴らしさはリヒターではまってます。あのハレルヤの合唱フーガの見事さは感動するばかり。途中で盛り上がっていくところが少しありますが、あの部分はいつも体に震えがきますね。


From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 05/05 20:13 編集 返信

お久です

長野でカンタータ140番を歌ってきました。

いや〜実に良い曲です。
特に第一曲中間部のアレルヤのメリスマがとても気持ちイイ!

桜がまた見れて嬉しかったです。


junさん、海釣りは楽しそうですね。
僕も子供の頃、海釣りをした経験があります。
竿を使わず船から糸をたらして釣る釣り方でした。
カサゴ、イシモチ、マダイが釣れました。
漁師さんが船の上でさばいてくれて、とてもおいしかったです。


montさん、早くお仕事みつかると良いですね。(^o^)/

ペトルーシュカはポリーニで良く聴きましたが、最近聴き直してみると、あの金属的フォルテが
体質的にダメになっていました。
ウゴルスキはブラームスのソナタやメシアンが良いですね。

From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 05/05 14:16 編集 返信

GW中、就活中(^^ゞ

皆さんお元気でGWを過ごされているようですね。

私はというと、先週から就職面談が入り始めて、
昨日は二社目の面談を済ませてきました。

とりあえず両社とも、前向きに具体的な案件を検討してくれる
ということなので、経過としてはかなり良好と言えそうです。
(次週GW明けには他の引き合いも入ってきそう)

さて、失業中はあまりお金を使わずに、と思い読書に勤しんでます。

●終戦のローレライ:単なるエンターテインメントかと思いきや、
横軸に「人間の生命のありよう」を独自の観点から浮き上がらせて
以外に読み応えのある作品に仕上がっていました。

●ダビンチ・コード:まだ途中です。関連のネタ本が面白かったので、
はたしてマタイやヨハネを聴く上での参考になるか?
↑ならないですね。ダビンチ・コードとバッハは接点が無いのです。

【今日の音楽】

●ペトルーシュカからの3楽章:ウゴルスキpf
のだめチャンがマラドーナ・ピアノコンクールで途中アレンジ(即興)
してしまった曲(←すみません。漫画の話です)
でも音の多彩さといい、リズムの変化といい、ウゴはやはり天才でんな。

【結果】
刺激が強すぎて、ディアギレフのペトルーシュカ(VTR)を観るハメに・・・

あ〜、やっぱ読書よりは音楽か、僕のバヤイ?

From juncoop To at 2005 05/04 15:15 編集 返信

昨日の釣果

昨日は、福井県小浜市仏谷というところの児島の筏に朝5時から乗りました。やはり朝は寒い。当りはあるもののフグとか、小アジばかり。アジは10cmくらいの小さめのもので、オキアミという海老のような餌に来ます。フグは貝が好きなようで、アケミ貝という2枚貝まるごとでも食べていたので仰天しました。黒鯛もフグも歯がかなり強く、噛まれると怪我するほど堅いものを食べます。結局、朝5時から夕方6時半まで、途中は寝てましたが、釣りを13時間30分やりました。小さい折りたたみ椅子なので腰が痛いの肩はコルは、かなり疲れましたね。13時間もやったが黒鯛の当りは全くなし・・。潮は2枚潮とかで風も結構ありましたし、寒いような暑いような感じで風邪気味でございます。ところで黒鯛というのは、最大でも56センチしかならなない魚で、1.8mくらいの短竿で、ハリス2号くらいの細い糸を使います。そして針1つつけるだけのかなりシンプルなもの。それに錘を付けたりいろいろやるのですが、蒔餌はヌカダンゴを使いまして、自分で丸くまるめて、落とします。けっこう忙しい釣りですね。しかしなかなか当りがない・・。黒鯛はいれば釣れるのですが、来ない場合がかなりあります。もともと筏の下というのは黒鯛や魚がいるのではなくて、ダンゴを蒔くことにより魚を集めるという、とてもめんどうな釣りなんです。釣果は結局、10cmのアジが10匹、スズキの子(セイゴ)10cm1匹だけ!皆海に放して帰りました。帰ったら22時だった・・。しかしあまり道は混んでなかったのが救われる。

さて、今日はレーマンのカンタータ第21番を聞きながら書き込みしてます。いいですね・・さすがレーマン・・。再発が待たれる。

今日は朝から家庭菜園で枝豆の植替えをやりました・・。ソラマメがそろそろ実りだしてきまして、ソラマメご飯楽しみどすえ・・。ウヒウヒ

ところで、うちのヨメはんなんですけど、いつも出かける時、「いい子にしてるのよ!」と言って出かけますけど、私はクソガキなんですかね? ふと、思いました・・。





From Skunjp To at 2005 05/02 23:31 編集 返信

>鈴木兄弟好きとしては、はずせません。


お〜、心の友よ! 秀美さんの新録音は想像以上でっせ・・・


先ほどは、グリュミオー、ハスキルのモーツァルトVNソナタを聴いて、ジンと来ました。
やっぱり古典はいいです。


・・・さて、明日からしばらく旅行します。

junさんのような大○旅行じゃないですが(^^;)


From アマデオ To juncoop5@goo at 2005 05/02 22:02 編集 返信

帰省中(寄生虫)

 皆さんこんばんは。今、嫁の実家に寄生(帰省)しています。所謂GWというやつで。本当は5月2日は仕事だったのですが、・・・・・・・・休みました。ごめんなさい!
 家族で鹿児島から、岡山で嫁の実家と合流、あちこち旅行して京都入りをしました。ちかれたび〜〜〜。
 音楽は色々と持って帰ってきていますが、最近は特にブラームスのシンフォニーを良く聴いています。アーノンクールが多いです。後は、モーツアルトのシンフォニーでしょうか。往路は器楽を中心に聞きましたから、帰路は声楽を中心に聞きます。バッハのカンタータを集中的に聴くつもりです。帰りは一人だし。
 鈴木さんの新盤の録音はぜひ聞きたいです。鈴木兄弟好きとしては、はずせません。最近カメラに資金をつぎ込んでしまいましたが、これだけはがんばって買いたいと思います。では皆さん、よいGWを!

From juncoop To at 2005 05/02 21:34 編集 返信

GW後半へ続く・・・

皆さん、こんばんは・・。引き続きGWですね・・・。

私は、明日、福井県の小浜へ行きまして、イカダの黒鯛釣りをします。黒鯛は、関西ではチヌといいまして、なかなかの臆病者で釣りにくいです。真鯛は結構、単純なのでいれば、すぐ釣れますが、黒鯛は向こう合わせでは釣れません。ヘラブナと一緒でこっちが合わせて釣るというもので、決して釣れる訳ではない・・深いもの。合わせて、釣り上げると大暴れしますので、また釣り応えがあります。釣れるまでは竿先をじっと・・見ていないといけませぬ。餌は、撒き餌として、ヌカとかいろいろ混ざった団子でして、紀州釣りともいわれるもの。刺し餌は、オキアミとかボケとかアケミ貝とか聞き慣れないものばかりです。結構、根気のいる釣りでして、なかなか釣れない。まあ頑張ってきますわ・・。

仕事とか世間に出てますと、いろいろとストレスがたまりますが、たまに広い海の上で釣りなどしてますと、ストレス解消になりますね・・。皆さんも、音楽聴くのもいいですが、たまにはアウトドアなどされてはいかが?

今日は、早く寝ますので音楽は聴きませぬ。あさっては、家庭菜園をしないといけません・・。そろそろ枝豆の苗を植えないと。それからエンドウ豆を収穫して、豆ご飯を食べたのですが、美味かったです・・。家庭菜園も楽しいですぜ、旦那方! ウヒウヒ

ところで、葛の葉さんのHPで、レーマンのカンタータ第21番がアップされました。ぜひ聞かないといけません。なんせレーマンですから・・。感想は後日・・。


From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 05/01 22:47 編集 返信

GW

junさん、良いですねー。

良い、ゴールデンウィークを楽しんでおられますねー。

僕は先日、近場でワイフとお茶したぐらいです。
休日は家でのんびりするのが好きなので・・・

さて最近、鈴木さんのバッハ、チェロ組曲新盤を聴く機会がありました。ちょっと驚きました。
ひとりの人間がこれほど進化できるとは!

旧盤も悪くはないのですが、愛想の悪い古武士風というか、若干なじめないものを感じていました。

しかし、新盤にはおったまげました。

なじめるとかなじめないとか、そんな表面的な好悪を通り越した演奏になっています。
雄大な低音を基礎とした大ピラミッドの音楽です。
楽器が良く鳴ること鳴ること・・・同じ楽器とは思えないですね。

そしてテクニックがまた凄い。トッパンホールのライブとはまた別人のように素晴らしい安定度です。
その上に自在感が増している。

・・・まさに「最強」ですね。


From juncoop To at 2005 05/01 21:23 編集 返信

ゴールデン・ウィーク前半

皆さん、こんばんは。GWをいかがお過ごしですか?

私は、4月29日〜5月1日まで、和歌山に休養にいきました。
白浜はとても良い天気で海も空も奇麗でしたし、いい天気に恵まれました。4月30日は串本〜太地町〜那智勝浦へ行きまして、最後の熊野神社那智大社へ行きました。あの滝の落差の凄い事・・。あいにく水の量は少なかったのですが。雨の後ならもっと凄いものだろうと予想出来ます。太地町は鯨博物館で有名ですし、シャチやイルカなどもいました。2泊3日だけですが、温泉につかり、海の幸を食べたり、とてものんびりさせていただきました。
連休後半は家庭菜園とか、海釣りに行きたいと思っております。車の渋滞にはあまり合わなかったのが幸いでした。

今日は、カラヤンの指揮でブラームスの交響曲第4番とマタイの冒頭を聞きました。久々にカラヤンで聞いたのですが、演奏解釈はともかくとして、激しい4番と、美しいマタイの冒頭合唱ではありました。今、NHK交響楽団の荘厳ミサを聞いて、書き込みしております。ベートーヴェンの荘厳ミサは美しいですね。


From juncoop To juncoop5@goo at 2005 04/28 20:37 編集 返信

最近聞いている音楽

皆さん、こんばんは・・。お元気そうでなによりです。
ゴールデンウィークに入りましたね。やれやれ骨休みです。

最近、バッハといえば、マタイ、フーガの技法、音楽の捧げ物が気になりますね。マタイはヴェルナーで聞いてますし、フーガの技法はパイヤール、捧げ物はミュンヒンガーとか定番ですが。

連休中は、海釣りとか、温泉とか、混まないところを狙って行きたいと思ってます。

montさん、早く仕事が決まればいいですね! 頑張ってください。

私は、家庭菜園もしなければなりません。


From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 04/28 17:12 編集 返信

montさん

応援してます(^-^)/

・・・フレーフレー!



最近、「フーガの技法」のさらに奥深い味わいに開眼!
こんなに美味しい曲だったとは。

レオンハルトのおかげです。

From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 04/28 10:46 編集 返信

GW入り間近ですねー

みなさんお早うございます。

さて私の方は、今週から本腰を入れて就職活動を開始しました。
本日は午後から、その第一弾目の面接があります。
連休入りの直前だというのに、わざわざ会ってくれるというのは、
それなりに相手も本気なのだろう、と気を引き締めております。

そこで明るく気分を盛り上げようと
コルボ盤で「マニフィカト」と「カンタータ11番」を聴いています。

曲も良ければ演奏も良い!
う〜ん、アルファ波とともに力が湧いてきますねー。
いざ、行ってきます。 o(^_^)o

From Skunjp To at 2005 04/26 21:40 編集 返信

今日のSkunjp

junさん、こんばんは。

今日は僕も無伴奏チェロ組曲No6を聴きました。マイスキー新盤。

マイスキー新盤は旧盤に比べ、僕はあまり評価していませんが、この6番は素晴らしい。
彼独特の伸びやかでノーブルな美音、粋な表情に加えて、大胆な活きの良さがあります。
サラバンドも充実していました。

さて、先日熊本に行った折、中古レコード屋、ウッドストックに寄りました。いつもそうなのですが、
その日も店主が寄ってきて、側でガンガンLPをかけました。
「うるへー!」と思いつつ我慢して獲物を探していると、アンドレ・イゾワールのフーガの技法
を発見、即ゲット!ついでに買い直しのレオンハルトもゲット。格安で。
この店では掘り出し物が時々あり、過去にアラウのパルティータ、ペトリのリコーダーソナタを
入手した経験あり。

イゾワールの演奏はドイツ的な縦割りの演奏ではなく、流線型の横の流れを重視する演奏で、
ストップの選択も非常に色彩的かつシックでとても気に入りました。
暗くない美しいフーガの技法です。

家に帰ると、留守録しておいたヘルトフォーヘンのヨハネ受難曲を聴きました。
器楽10人、声楽11人の極小編成ピリオド演奏として話題の盤です。
コラールの透明感と柔らかさに独特の魅力を感じましたが、いかんせん、あのヨハネの劇性の
表出には無理な編成かなと思われました。
ソリストも福音史家のテュルク以外はやや苦しく、特にCTは噴飯ものでした。

小編成の受難曲と言えばマクリーシュのマタイが名高いですが、あれは非常に劇的で、比べると
ケタ違いに見事ですね。さすがアルヒーフ。


From juncoop To at 2005 04/25 21:23 編集 返信

無伴奏チェロ組曲第6番のサラバンド

皆さんこんばんわ。休み明けて、月曜日は少し疲れます。

今日もバッハの無伴奏チェロ組曲第6番のサラバンドを聞いてます。

●バッハ/無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012

フルニエの1回目と2回目、トルトウリエ、ビルスマの1回目と聞いてみましたが、表現力豊かで感動するのは、フルニエの2回目PHILIPS盤でした。トルトウリエの演奏は少し細いですし、ビルスマはテンポが速くあっさりとやりすぎる。このサラバンドの嘆きを感じさせるのは、やはりフルニエ・・ゆっくりと歌わせています。特に後半の二弦を同時に和音で旋律を奏でるところはやはり涙を禁じえません。

あと、ロバート・コーエン、カザルス、ロストロポーヴィッチを聞いてみないといけません。

このサラバンド、やはり泣けます・・・・・。


From juncoop To juncoop5@goo at 2005 04/22 21:19 編集 返信

週末になり・・

皆さん、こんばんは・・。週末になりホットしてます。

今私が一番はまっているのは、バッハの無伴奏チェロ組曲第6番のサラバンドで、フルニエの2回目の録音。このサラバンドなぜか泣けますね・・。ぜひ聞いてみてください。嘆きのサラバンドと名づけました。


From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 04/22 00:52 編集 返信

ポリフォニーの作曲家

今日はショスタコーヴィッチのチェロソナタを聴きました。

アレクサンドル・クニャーゼフのチェロと、ミハイル・ヴォスクレセンスキーのピアノ。

まず最初の叙情的な例のテーマで驚き!
普通はチェロの伸びやかな独白に対して、ピアノはペダルを使ってやや甘めに伴奏を
付ける感の演奏がされがち。

しかし、彼らの演奏は違う。
ヴォスクレセンスキーのピアノはペダルを極度に押さえて、アルベジオノの音の綾をすべて
浮き出させてみせる。音量もあまり控えない。
そこに見える世界は、チェロとピアノの対比だ。
だから音楽は限りなく重層的になり、ポリフォニーの虹が現出する。

ショスタコーヴィッチはこうでなきゃ!
彼の和声の作曲家ではなくポリフォニーの作曲家なのだから。

※明日から九州地方に旅をします。では、皆さん、おやすみなさい。

junさん、ブリリアントには時々良いものがありますね。

From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 04/20 23:40 編集 返信

「哀しみのシンフォニー」

>フリードリッヒ大王

ゾゾッ! 今夜は悪夢にうなされたりして・・・(^^;)

しかしサラ・ボーンは4拍子だから良いですよ。
原曲とは拍子が違うからあまり混乱しない。

でも、シルヴィ・バルタンには悩まされました。

そのままの旋律にリズム隊を付け歌詞を付けただけなので、脳が混乱してしまい、
以後、モーツァルトの40番を聴くとズンチャというドラムが頭で鳴って困りましたワ・・・(^^;)

ズバリ、「哀しみのシンフォニー」だと・・・
歌詞の内容は「親愛なるモーツァルト、あなたの音楽は偉大な魔力を含み、魅惑の世界に
私を引き込んでくれる。私があなたの音楽を聞くとすべてを忘れる、すべての
いやな思い出を、雨の日、終わった愛を・・・・・」といったもので、せりふ入りです。
1972年にヒット。

From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 04/20 23:20 編集 返信

フリードリヒ大王


>シロウトと言えど、あなどれないぞ!

フムフム、しかしフルート奏者のskunjp さんが大先輩に向って
そんなこと言ってイイんですかい?(^^ゞ

From Skunjp To at 2005 04/20 20:24 編集 返信

>編曲の餌食

なるほど・・・(^^;)

編曲の餌食ではありませんが、元々の原曲(原フレーズ)が素晴らしい名曲に発展した
例として、僕はいつも「音楽の捧げもの」を思い浮かべます。

これらの究極的美を誇るフーガやカノンは、その発展の萌芽がフリードリッヒ大王の
あのテーマにある。

ありゃあ、素晴らしいテーマですねー!
あれがなかったら、バッハのこの超名作は生まれなかった。

ドーミーソーラーあたりの分散和音的進行は、割とありきたりですが、そこで意外にも7度の
跳躍でシに降りて様子をうかがう。

そしてやおら再びソに上がり、そこから不安定に半音階的に崩れ落ちる。そのインパクトは、
人間の心の最奥にひそむ、「実存の不安」に眼差しを向けさせる力があります。

そしてリズム的には、半音下降の途中にシンコペーションがあるところが素晴らしい。
つんのめるような「はぐらかし」があるからこそ、盤石のカデンツが強化されるんです!

・・・ホント完璧。

何度聞いても聞き飽きない。その奥にまた別の深遠が拓け続けて行くような、卓抜なテーマでは
ないでしょうか。

バッハは「音楽の捧げもの」の序文に、「その最も高貴な部分は大王の手になる」と書きましたが、
これはお世辞でも何でもなく、バッハはこのテーマを聴いたとき、展開しにくい主題だと思いつつ、
主題の内包するとてつもない美に愕然としたに相違ない。

「う〜む、シロウトと言えど、あなどれないぞ!」

バッハとしては闘志を燃やさざるを得なかったわけです。


※大王のフルート作品をいろいろ聴きましたが、特に卓抜な曲がない。あれはまさに神の
啓示でありましょう。
ちなみに、バッハ作とされていたメヌエット ト長調 BWV Anh.114、メヌエット ト短調 BWV Anh.115
は、クリスティアン・ペツォルトの作品のようですね。まあ、良いものは良いですが。

From juncoop To at 2005 04/20 14:29 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんにちは〜。今日は代休をとって、雨なので家でのんびりバッハを聞いてます。常あまり聞かない、クラヴィーア作品なのですが、ブリリアントのバッハ全集から鍵盤作品で、CD7-9[CD]鍵盤楽曲集(1700-1710年)(T〜V)というもの。この演奏は前から聞いてますが、なかなかいい作品が揃ってましてヴァイツの演奏はいいですよ。個人的には好みとなっています。

バッハの1700-1710年のクラヴィーア作品を集めたものです。

 CD7[CD24]
 鍵盤楽曲集(1700-1710年)(T)
 ソナタ イ短調 BWV965(ヤン・アーダム・ラインケンの
  《音楽の園》より〈ソナタ第1番〉を編曲)
 フーガ ニ短調 BWV948
 組曲ヘ短調 BWV823
 前奏曲イ短調 BWV922
 前奏曲とパルティータ ヘ長調(第3旋法)BWV833
 フーガ 変ロ長調 BWV954(ヤン・アーダム・ラインケンの
  《音楽の園》より〈ソナタ第6番〉のアレグロを編曲)
 幻想曲 Duobus suniectis ト短調 BWV917
 ソナタ ニ長調 BWV963*
 フーガ イ短調 BWV947
 フーガ イ短調 BWV958
  CD8[CD25]
 鍵盤楽曲集(1700-1710年)(U)
 前奏曲ロ短調 BWV923
 アルビノーニの主題によるフーガ ロ短調 BWV951
  (1710年頃)
 アルビノーニの主題によるフーガ ロ短調 BWV951a
  (BWV951以前)
 組曲ト短調 BWV822
 ソナタ ハ長調 BWV966(ヤン・アーダム・ラインケンの
  《音楽の園》より〈ソナタ第11番〉の一部を編曲)
 カプリッチョ ホ長調 BWV993
  (オールドルフのヨハン・クリストフ・バッハをたたえて)
 前奏曲と組曲イ短調 BWV996*
 フーガ ハ長調 BWV946
 ソナタ イ短調 BWV967
 フーガ イ長調 BWV949
 フーガ イ短調 BWV959
  CD9[CD26]
 鍵盤楽曲集(1700-1710年)(V)
 協奏曲とフーガ ハ短調 BWV909*
 組曲イ長調 BWV832*
 イタリアの手法によるアリアと変奏 イ短調 BWV989
 組曲変ロ長調 BWV821
 フーガ変ロ長調 BWV955(ヨハン・クリストフ・エルゼリウスの
  〈オルガンのためのフーガ ト長調〉を編曲)
 組曲ヘ長調 BWV820*
 アルビノーニの主題によるフーガ イ長調 BWV950
 最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ 変ロ長調 BWV992*

クリスティアーヌ・ヴァイツ(Cemb)
楽器:1754年アンリ・エムシュ製、*1774年ジャック・ゲルマンス製  



From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 04/20 11:11 編集 返信

音楽は復元・再現よりも創造なのでは?

いつもながら、葛の葉さんの理路整然としたお話には敬服の極みです。

>ソプラノとアルトのパートしか残っていないということは、
>要するにまさにバッハの本質的な部分が失われてしまった・・・

これを僕なりに言わせていただくと、
それらはまったく別の作品であり、優劣・好悪の区別に関しては、
さらに別次元の問題であろうかと思います。

そこで、トランスクリプションとかパロディとかの問題が出てきます。

例えば「アルビノーニのアダージオ」はジャゾットの作品であって、
アルビノーニの作品ではない。しかし、元となったアダージオの断片は
アルビノーニの作品である?(つまり両者は別の作品であるということ)
当然、
ジャゾットの作品はとても優れた作品で、今日も多くの人が愛聴しており
それは、元々アルビノーニ?の作品(原典)が良かったからともいえる。

もう一例(この辺で止めときゃいいのに・・・笑)
アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア曲集メヌエット(BWVAnh114)
は今日でも多くの人から愛されています。(ウチのかみさんも弾いてた)

これを編曲した「ラヴァーズ・コンチェルト」編曲者名は忘れましたが、
サラ・ヴォーンが歌って大ヒットしました。(僕の愛聴盤であります)
原曲はメヌエットだから当然3拍子ですが、ラヴァーズ・コンチェルトは
歌詞のはまり具合もあってか4分の4拍子。

つまり、編曲の餌食(対象)にされるということは、それがすぐれた作品
である証だと思うのです。←ちょっと話題がそれました(汗;

From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 04/19 20:41 編集 返信

良いものは良い

なるほど、kuzunohaさんの解説で納得できました。

そもそも不可能に近いのですね。

復元と言えばコープマンのマルコ受難曲もちょっと?でありました。

特に、コープマン作のレシタティーヴォが何ともシロウト臭くて。
190番もピンと来なかったですが。

その点、鈴木優人さんの復元は素晴らしいと思います。

BWV1031は演奏する立場としては、やはりバッハとは思えません。
シチリアーノはとてもロマンティックなものが感じられます。

でも僕は好きですけどね。

要するに良いものは良いと・・・(^_^)

From juncoop To juncoop5@goo at 2005 04/19 20:14 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは・・。いい天気が続いておりますが、明日から大荒れとか・・。

今日はゲルギエフ指揮キーロフ管弦楽団でチャイコフスキーの悲愴とロミオを聞いてます。ウィーンフィルによる演奏もいいのですが、キーロフの方が訴えが強い感じもしますね。この悲愴は名曲だけに素晴らしいですが、あまりにも悲愴なのでしょっちゅう聴ける訳ではありません。

悲愴といえば、ムラヴィンスキーとレーニンフィルがやはり名演ですよね。悲愴の名演は他にもありますが、またいつか悲愴のCDを買う時が来るかもしれません。1つだけ欲しい演奏があるのですが、それは手に入れてから公表したいと思います。


From juncoop To at 2005 04/19 17:08 編集 返信

消滅した音楽は・・

消滅した音楽は仕方ないのではないでしょうか・・バッハの作品で消滅したものは数々あるでしょうね・・。

復元されたといわれるものでも、マルコ受難曲、ルカ受難曲などの演奏例もありますし、だからといって、コープマンとか、レームの演奏を認める気になるかならんかは、人それぞれの考え方もあるでしょうし。

音楽の捧げ物やフーガの技法をどんな楽器で演奏しようかという点でもいまだに疑問点はたくさんありますね。

でも、いずれ発見される時があると思います。例えば、無伴奏チェロ組曲、これはガザルスによって発見されたと聞きますし、まだまだうもれている作品があるのではと・・・夢がありますよね・・。

バッハの作品はBWV番号だけでも1から1126まで確認されていますし、番号なしの作品もありますが、また新発見される音楽は将来もあるかもしれませんね。
バッハの死後、楽譜は子孫に分与されて、売られたものもありますし、かなりの楽譜が分散及び紛失されたことだろうと思います。

またショッキングなこともあるでしょうね・・例えば従来バッハの作品とされていたものが、実は他人の作品だったとか・・。今後の研究が進むにつれてはっきりとしていくでしょうね。旧バッハ全集のBWV1031について偽作とされたことは、今でも信じたくない事であります。シシリアーノはバッハの作品であってほしいですね。


From アマデオ( Mail ) To juncoop5@goo at 2005 04/19 15:36 編集 返信

演奏は聴けませんでしたが

 テレビを見ようにも、子どもが寝ていたのでどうしようもありませんでした。アマデオです。

 音楽の復元の問題では、僕はどうしてもモーツアルトのレクイエムの補筆問題を思い浮かべてしまいます。やはりある個性が生み出した個性的なものを、他の別の個性が補ったり復元したりということは本質的に不可能だと考えざるを得ません。誰もバッハやモーツアルトにはなれませんから。レクイエムで言えば、ジュスマイヤー版、モーンダー版、ランドン版など、多くの補筆版がありますが、たとえ手がかりがたくさんあって、それに基づいて完成させたとしても、やはりモーツアルトの音楽そのものにはなりません。

 復元や補筆完成というのは、結局われわれが抱いている、本人が完成させたものを聴きたい、という強い希望を形にしたものでしょう。そしてこの希望は決して叶えられることはないのです。それでもレクイエムは美しいですが。何とも複雑な心境です・・・。

From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2005 04/18 23:54 編集 返信

復元?

お久しぶりです。

昨夜テレビを見ましたが、実際あまり良くありませんでした。

リフキンは「恐竜の骨から」と語っていましたが、
恐竜の骨格は、少なくともそれが実在した時代にはその種に共通した非個性的なものでした。
バッハの音楽はその時代にあって、他と隔絶して際立った個性的なものでした。
バッハ以外の誰が、あのオブリガートを、あの通奏低音を思いつくことができたでしょうか?

ソプラノとアルトのパートしか残っていないということは、
要するにまさにバッハの本質的な部分が失われてしまったということです。
リフキンか鈴木かという問題ではありません。

昨年の再発見は、あくまでもパート譜の現物が再発見されたというだけのことで、
音楽そのものははるか昔から知られていたものです。
したがって、いま新たな「復元」がなされる理由は、音楽的な問題ではなく、もっぱら話題性の問題です。
(もちろんオリジナルの記譜が音楽の認識に役立つことはありますが、
それはあくまでも音楽そのものが知られている場合です。)

実はこの種の復元は、最初の試みではなく、
「W.ヴォルフハイム編の器楽伴奏つきの楽譜」というものが1924年に出版されているそうです。
これについて礒山氏は「もっぱら自由な補筆による」と書いています(以上「バッハ事典」東京書籍による)
今回の「復元」がそれとは本質的に異なるものだと、どうして言えるでしょうか。

ところで、昨夜テレビで放映されたのは第1曲の冒頭と第7曲の終わりの部分ですが、特に第7曲が大変混乱した印象を受けました。
ところが、実は第7曲はBWV205第13曲のパロディであることが知られていて、
BWV204第8曲のパロディである第3曲とともに、文字通りの復元が可能な楽章なのです。
実際、リリングやレオンハルトの録音で原曲を聞いてみると、大変優雅な美しい曲です。

どうも「復元」の良し悪しはともかくとして、今回の演奏そのものもかなりお粗末なもので、
そのことももプラスして、さっぱりバッハらしく聞こえてこないのではないかと思います。

From juncoop To juncoop5@goo at 2005 04/18 22:53 編集 返信

リュッケルドによる5つの歌から

マーラーのリュッケルドによる5つの歌の中に、「私はこの世に忘れられ」という歌があります。交響曲第5番のアダージェットに似た旋律で美しく諦めを感じさせる歌曲ですね。


私はこの世に忘れられた。
私はこの世とともに多くの時間を費やしてきたが、
今やこの世では私の事を聞かなくなって久しい。
私は死んでしまったとこの世では思っているだろう。
この世が私が死んでしまったと思っても、
私には関係ないことだ。
またそれに対して否定もできない。
それは私がこの世から本当に死んでしまったからだ。
私はこの世の喧燥から死んでしまい、
静かなる地で安らいでいる。
私はひとりで己の平安のなかに、そして
己の愛と歌のなかに生きている。


この歌詞を見て、自分も思い当たるところがありますね。この世の喧騒・・・逃げ出したくなる時があるかも・・。安らぎを求めひたすら音楽を聴く自分がいます・・。いい時代が来ればいいのですが。

演奏は、ワルター指揮ウィーンフィルかバルビローリとベイカーの演奏がお勧めですね。




From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 04/18 16:06 編集 返信

音楽の実在感 〜今日のSkunjp

>昨日、芸術劇場を見ていたところ、あのパート譜面が再発見された結婚カンタータ
 の第216番がリフキンの手によって、再現されていました。再現を試みるなら、
 鈴木雅明にまかせればよいのにと、磯山氏の判断にちょっと疑問もなくもないです。

junさんのご意見に賛成!

僕も昨日チラッと見ましたが、残念ながら終わりの方だった。
誰の曲か知らずに聴きましたので、あれがバッハだとはとうてい思えなかった。
つまり、再現に難ありと見ました。
再現なら鈴木さんにまかせて欲しい!これ同感。
(でも礒山さんは決して鈴木さんには頼まないでしょう)


>クラシックファンの中にはバロック音楽を「人畜無害の音楽」などと
 悪口をいう輩も多いですが、そういう人に限って「和声」の何たるかを
 ご存知ないのでは?
 いずれにしても、バッハの旋律美の中にイタリア風味が多大な影響を
 与えているのは聴いていてもよく分りますねー。

そうそう、バッハファンの中にヴィヴァルディをバカにする人がいるとしたら、
それはバッハを知らなすぎると言いたい。バッハがどんなにヴィヴァルディを
尊敬していたことか!

それだけではありません。バッハはクープランを崇拝する余り手紙まで書いた
そうな。返事は来なかったみたいですが・・・

ヘンデルの追っかけも2度やって、2度とも会えなかったり・・・

結局、バッハはとても謙虚な人物なので、音楽の大河を自分の湖に引き込むこと
ができたのでありましょう。

・・・montさん、また集会にお越しください。(^^)/


さて、今朝はカンタータ81番を聴きました(もちろんリヒター)。

カンタータ82番を個人的に練習しており(^^;;ハハハ)、81番が同じCDに
入っているからついでに聴いたら、これが超名曲。

しっかしホント良い曲です、81番「イエスは眠りたもうわが望みはいずこにありや」。

そして、リヒターも素晴らしい。
独唱者も素晴らしいですが、リヒターの付けるバックも本当に凄い。

何というか、音楽に「実在感」があるのですよー (-_-;)

From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 04/18 12:02 編集 返信

バッハとイタリアン・バロックの素敵な関係

みなさんこんにちわ。

さて、昨日は約2年半ぶりにskunjp さんと再会!
相変わらずお元気そう(花粉にはつらそうでしたが)なので
まずはお互いメデタシ、メデタシでありました。(^^/
おまけに日曜ということもあって、集会にも参加させて頂きました。

マタイに出てくる色んな場面の事柄について、他(ルカ伝とか)の
平行箇所など、日頃の予習?も手伝って、少しは分る部分もあって、
それなりに楽しかったデス。
無信心の上に初体験の僕を気遣って下さって、申し訳なかったです。

帰りに連れ立ってディスクユニオン。
僕はイタリア合奏団によるヴィヴァルディの「和声と創意への試み」
Vol.2(Vol.1は既得)を入手しました。

というわけで、今日の音楽はコレ。
和声と創意への試み(Vol.2)作品8のbV〜12
特にbVとbXのニ短調作品(bXはオーボエ協奏曲仕様)に感激

A・マルチェッロのob.協奏曲なんかもそうですが、
イタリアン・バロックのニ短調ってどうしてこんなに甘美なの?
まるで神経がメルトダウンするような美しさです。

これがバッハのニ短調だと、トッカータとフーガやシャコンヌそれに
フーガの技法など等、美しい中にも深遠で鬼気漂う作品が多い・・・

クラシックファンの中にはバロック音楽を「人畜無害の音楽」などと
悪口をいう輩も多いですが、そういう人に限って「和声」の何たるかを
ご存知ないのでは?

いずれにしても、バッハの旋律美の中にイタリア風味が多大な影響を
与えているのは聴いていてもよく分りますねー。

そこでライナーノーツを読む。
ヴァイオリニストのピゼンデルってヴィヴァ氏の弟子だったんだー!
このピゼンデルって人、ケーテン時代のバッハとの親交説もあり、
あの人類無窮の大作「無伴奏vn.ソナタ&パルティータ」成立にとって
重要なバックボーンになった(この大作を弾きこなす技量に足る)人物。

うーん、音楽は一日にして成らず・・・


To at 2005 04/18 08:33 編集 返信

カンタータ第216番の再現

昨日、芸術劇場を見ていたところ、あのパート譜面が再発見された結婚カンタータの第216番がリフキンの手によって、再現されていました。とても新鮮な感じですが、通奏低音とかオーケストラなどは再現によっているということで、これもどんな伴奏でどんな旋律だったかは、誰もが再現出来ないのは事実。日本で発見されて、再現を試みるなら、鈴木雅明にまかせればよいのにと、磯山氏の判断にちょっと疑問もなくもないです。

とりあえず、カンタータ第216番がはやくCD化されるといいですね。パート譜面が公開されることがあれば、ここにいる音楽をされている皆さんも通奏低音とか伴奏旋律を自分なりに再現をすることを考えてみても面白いです。